除染大成功「汚染盛土」〜惠じいさんのメルマガ

『恵じぃの独り言』 Vol.37 ~除染大成功~ メルマガ転記

 


【除染大成功「汚染盛土」】
~見えぬけれどもあるんだよ~

 10月10日、放射能に対する盛土の除染が成功したと聞いて、飛び上がるほどうれしかった。
 9月初旬、除染テストのため資材(竹炭、竹酢、他)1000㎏を積込んで福島の南相馬市を訪ねた。9月20日すぎに「ひまわり」は除染効果なしと報道された。
  持ち込んだ資材を使って9月末より要領書に従って盛土の除染テストが始まったが、効果が緩慢なので「毎日竹酢の500倍液を散布してください。」とNPO 法人「あさがお」の理事長さんがボランティアのリーダーに連絡してくださったらしい。10日もするとテンポよく数値が低下した。

 数値について報告は受けていないが、これは喜びすぎると「心臓に悪い」と何度も急性心不全で救急車のお世話になった前科のある私に対する天の配慮が働いたと考えている。または「メグ爺にこんなすごいことができるはずがない」と思われたのかもしれない。

  考えてみれば、このレポートに○○マイクロシーベルトの汚染土が計測不能まで低下したと記入したとしても信じたくない人は信じない。実際にボランティアの 人が計測した記録を示しても「正式な機関のデータではない」、正式な書類でも「そんな名前の検査機関は聞いたこともない」と言って否定するだろう。どこま で行ってもキリがない。

 専門家ではない私たち実践者は劇的な効果を求めているわけではなくて、少しでも除染の方向を示してさえいれば満足している。それを継続していけば、いつか放射性物質はゼロに近くなるだろうと願っているわけで望みはとてもささやかなものだ。

  11月1日から1週間、資材約700㎏を持って南相馬市を再訪問。やはり10月初旬の汚染土のデータは手に入らなかったものの竹炭を使っての提案は、専門 家からはあまり歓迎されていないことが見えてきたし、「ひまわりは効果があり、土の汚染度は半減した。」と言い切る人にもお会いできた。

 そして何よりもひまわりの報道の1ヶ月も前にその事を予測していた人とお話できたのは驚きだった。それに、欲しかった汚染された品物を少し分けていただけたので、今後自分で色々なテストができると楽しい気分で帰途についた。

 途中、栗東でバラを作っている友人の所に寄った。「毎日、竹酢の500倍液を汚染土にかけ続けていたら、テンポよく数値が下がった。」と話したら、「それって野菜作りと一緒だよ。」と言われた。
「足半(あしなか=土踏まずまでの草履)も肥え(肥料)」という。毎日いつもの足音が聞ければ野菜たちも元気に育つということだろう。これが今回の出張の最も大きな収穫だった気がする。

  そういえば、9月13日に鹿児島の東くん、それに「あさがお」のスタッフ2人と一緒に行ったエゴマと緑大豆の畠の除染テストの成績ははかばかしくない。結 界がしてあるので徐々に効果が出てくるだろうが、たった一度の作業で簡単に処理ができるほど放射性物質は甘くない。やはり目に見えない努力や継続的な想い が大きな結果をもたらしてくれることを思わない訳にはいかない。

 ― 昼のお星は眼に見えぬ、見えぬけれどもあるんだよ ― (星とたんぽぽ)金子みすゞ

 今まで1+1は2に決まっていたり、数字ばかりを追いかけてきたように思う。数値化できない眼に見えないエネルギーや想いが現代科学に取り込まれたとき、科学は脱皮し完全に調和のとれたものになるのだろう。放射能は見えないけれど、計測はできるから科学なのだろうか。

 震災のすぐ後から除染の提案を始め、5月中旬からは具体的なテストを開始、約6ヵ月を経た。テストの結果、判明した事実をつなぎ合わせて分野別に今後の作業要領を記してみたい。


◎ 除染要領

山岳地帯:
山の稜線100mに竹酢粉炭 (※1) 100kgを置く。その後稜線500mに300倍竹酢液1000Lを散布、これは2日に一度6回実施。炭、竹酢ともヘリコプターにて行うとよい。

原野:
広さ300㎡当り、竹酢粉炭60㎏を散布。その後、500倍竹酢液1000Lを2日に一度3回散布する。動力噴霧機その他で行う。線量の変化が少ないようなら回数を増やす。

田畑:
四 隅に50cm/φ、50cm/深の穴を掘り結界を作る。硬軟粉炭 (※2) 5kg、塩500g、竹酢原液500ccを入れて水を満たす。水が引いたら土を埋め戻す。堆肥1トン当たり、硬軟粉炭40kgを混合したものを地表面にう すく散布した後、耕運機で浅くロータリーする。500倍竹酢液1000Lを2日に1度、6回散布する。

汚染盛土:
盛土の四隅に 50cm/φ×50cm/深の穴を掘り結界を作る。1つの穴に硬軟粉炭5kg、塩500g、竹酢原液500ccを入れて水を満たす。水が引いたら土を埋め 戻す。盛土の上に硬軟粉炭40kg散布、その後500倍竹酢液1000Lを2日に1度、9回散布する。なお、表面を削っていない校庭、グランド等は四隅に 60cm×60cmの穴を掘り、1つの穴に硬軟粉炭10kg、塩1kg、竹酢原液1Lを入れて水を満たす。水が引いたら土を埋め戻す。その後500倍竹酢 液1000Lを2日に1度、9回散布する。

汚染焼却灰(ドラム缶入りの場合):
灰の上を竹酢粉炭3㎏で覆う。竹酢の10倍液 10Lを表面に散布する。以後、10倍液3Lを3日に1度、5回散布する。細いビニール袋(雨傘入れ)に原液粉炭(※3)を入れ棒状のものを4本製作し、 ドラム缶側面に沿わせ、上から見た時四角形になるように縛り結界を作る。灰の上に竹酢の10倍液10Lを表面に散布する。

被曝動物:
牛 舎などで飼育中のものに対しては、建物の外の角4ヵ所に60cm/φ×60cm/深の穴を掘り、結界用炭(※4)を10㎏ずつ投入。塩1㎏、竹酢(原 液)1L投入後地表まで水を満たし、水が引いたら土を埋め戻し展圧する。牛舎の床、壁全体に竹酢の500倍液をたっぷり散布する。飼料の隅に食用炭(※ 5)を1kgずつ置く。3日後にまた置く。以後は週に1回とする。飲み水1L当たり竹精(※6)1㏄を加え毎日与える。線量測定は便で行う。

体内被曝:
被曝したかもしれないと考えられる時は、竹精パウダー(※7)3gを500㏄ペットボトルに入れ水を満たした自家製飲料を作り毎日1本飲用する。3週間後に血液検査をすると良い。他の不定愁訴も解決しているでしょう。

※1 竹酢粉炭…硬軟粉炭10㎏に対して竹酢100倍液を4L加えたもの
※2 硬軟粉炭…硬質および軟質の粉炭を整数比で混合したもの
※3 原液粉炭…硬軟粉炭10㎏に竹酢原液4Lを混合したもの
※4 結界用炭…800~1000℃で焼いた硬質炭を50㎜前後の粒に揃えたもの
※5 食用炭…木質燃料で焼いた硬質炭を砕いて粉状にしたもの
※6 竹精…竹・竹酢と竹瀝を混合し、低温蒸留したもの
※7 竹精パウダー…食品用竹炭粉末100gの中に竹精40㏄加え、6時間以上放置したもの(酸っぱさも煙の匂いもない)

 どうも世間では「放射性物質がなくなることはない」ということになっているようで、こんな方法で「放射性物質が消えた」というニュースも聞かない。しかし、実際はいろいろな方法で放射性物質が分解処理され無害化されている。

 無害化されことがはっきりすると誰か困るのだろうか。国難という大変な状況を考えると、解決は誰が行なっても喜ぶべきだろう。

 被爆すると何年か経って子供達に白血病や甲状腺ガン発生すると言われている。発病するまで待っていなければならないのか。すぐに、体内の除染をしておけば多いに安心できるだろう。具体的な方法として7項を試して頂きたい。

  白血病は白血球が増加すると言われているが、逆の視点を持てば赤血球の産生が低下するので、しかたなく用済みの白血球は数合わせのために血液中に留まって いると言える。今では赤血球減少病と読み替えている。赤血球は腸で作られるので腸の機能を上げてやれば良いことになるが、その方法として竹精パウダー水を 飲むことで腸をリセットさせればよい。断食や少食、マクロビオティックと同様、苦しまないでリセットできる。

 現代医学で抗がん剤や放射 線治療と併用して竹精パウダー水を使うと、免疫力も低下せず髪も抜けず楽に元気になる。現代医学と自然医学が敵対するのではなく、少しだけでも歩み寄って はどうだろうか。色々な分野の人が色々な立場で独自のやり方を構築されているが、ともすれば他を認めないような場面が見えてきてとても残念に思う。

 竹精パウダー水はどんな分野に取り入れられても何のリスクもなく、そこから発展した独自の方法は更に素晴らしい効果を発揮するものに進化するだろう。

 ここで改めて「病気は治すものではなく治るもの」であり、病気は「トイレの場所が判らず困った状態」であることを確認しておきたい。

 大分の赤峰さんから「怒って畠に種を撒くと芽が出ない」と聞いた。本当にそうだと思う。

  今一番心配なことは、子供達までが放射性物質や原発に怒りを向けていることだ。怒りのエネルギーが周囲にあると種は怖くて殻を割ることができないのではな かろうか。放射性物質もエネルギーを持つとすれば「生命」とも考えられる。生命を持つものは怒りを向けられると心を開くことができなくなってしまう。

 実際に「反省しています。お願いだから消えてください。」などとつぶやきながら除染活動をすると効果は顕著なものだ。祈りを計測することはできないが確かに効果に変化が出ることから、科学であることに違いない。

 ここに来て、日本に生まれたことの意味が少し判った気がする。竹炭を使った除染や健康が自分の使命ならこのために命を使い切ろうと考えている。

 以上

PDF版は下記URLからどうぞ
http://www.takesumi.org/08_approach/radiation/jyosen_succeeded.pdf