ワカメやヤマメからセシウムを検出

厚生労働省は19日、福島県いわき市沿岸で採取したワカメやムラサキイガイ(ムール貝)と、伊達市の阿武隈川で取ったヤマメから国の暫定規制値を超える放射性セシウムを検出したと発表した。いずれも規制値を超えたのは初めてだが、市場には流通していない。

 同省によると、ワカメや魚の規制値は1キロ当たり500ベクレル。ワカメとムラサキイガイは16日に採取し、それぞれ1キロ当たり1200ベクレル、650ベクレルを検出、17日に採取したヤマメは990ベクレルを検出した。この他、いわき市沖のシラスや北塩原村の檜原湖のワカサギからも規制値を超えるセシウムを検出した。